コンピュータ処理のキホンは入力→処理→出力

プログラミングの基礎

こんにちは。IT/経済ジャーナリストで投資家の渡辺です。

さて、今回からコンピュータらしいプログラムを少しずつ作っていきます。

MacintoshやWindowsが出てくる前の昔のコンピュータは、

LEU: Bits & Bytes (English Edition)

1)キーボードで文字をタイプ入力し(これは今でも同じですが)、
2)コンピュータの中で処理し、
3)その結果をディスプレイに文字で表示する

というものでした。

その流れを図で表すと、以下のようになります。

何かやらせたい仕事があって、それをいちいち手間暇と時間をかけて人間がやらなくてもいいようにしてくれたのが、コンピュータの最大の功績です。

 

input()文でキーボード入力を受け付ける

これまで「処理」に付いては計算を、「出力」に付いてはprint()文を学習しました。

<過去記事>

Pythonを電卓代わりに使う : 2つの数の計算

まずprint文に慣れる:画面に文字や数字を出力する

ということで、入力の仕方を知れば、↑のフローができるようになり、シンプルながらコンピュータらしいプログラムが作れるようになります。

入力ができるようになれば、けっこういろいろなことができるようになって、楽しいです。

キーボードからの入力には、input()文を使います。

入力された数値や文字を入れておく場所が必要です。

この時、入れておく場所はメモリになるので、以下のように変数を使います。

x = input()

実例として、名前を入力すると、挨拶するプログラムを作ってみます。

x = input()
print(“こんにちは、”)
print(x)

計算されました。

input()文のカッコの中で、入力を案内する(=英語の「促す」からプロンプトと言います)文字を書くこともできます。

以下のように書き換えてみましょう。

日本語を扱うので、プログラムの先頭に文字コード指定(ユニコードutf-8)も忘れないでください。

またprint()文については、カッコの中をカンマ(,)で区切ると、いくつも文字や数字を連続して、表示させることができます。

文字は ” ” でくくる、変数はそのままです。

こんな感じです。(”xxx”, y, “zzz”)

# coding: utf-8

x = input(“あなたのお名前は?”)
print(“こんにちは、”, x , “さん”)

以下のように、挨拶が表示されました。

これからしばらくは、この入力→処理→出力というキホン構造を土台にしながら、変数の使い方、判断、判断によって処理を場合分けさせる、同じ処理を繰り返す、といった基本的なプログラムの流れ、お作法を学習していきたいと思います。

コメント

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