ずばり、プログラミングを学ぶメリット

キャリア開発

こんにちは。IT/経済ジャーナリストで投資家の渡辺です。

前回はプログラミングを学ぶ目的・理由について、議論しました。

<過去記事> 「ずばり、プログラミングを学ぶ理由」

 

そして、プログラミングを学ぶ理由として、メリットがあること。

それは、楽しい、気持ち良い、お金になる、人生が楽になる、人生が豊かになるなどを想定するということです。

 

プログラミングを学ぶメリット(続き)

プログラミングのメリットをさらに具体的に考えた場合、以下の3つを挙げたいと思います。

1、面倒な手作業を自動化できる
2、分析的・論理的な思考力が鍛えられる
3、プログラマーとしてキャリアを開発できる

前回は1、について考えました。(「ずばり、プログラミングを学ぶ理由」

今回は2、と3、を見ていきます。

2、分析的・論理的な思考力が鍛えられる

プログラムは、数字や記号、長いデータをメモリに記録する、それらの数字同士で計算する、記号と記号を比較したり操作したりする、大小やイコールかを比べる、計算した結果を表示する、集計したデータをディスクに書き込む、といったコンピュータへの指示を組み合わせて作ります。

何か実現したい機能を実現するには、どのような手順でコンピュータに処理させればいいのか。実際に動くように作り込むことを「実装」と言います。

そのために、どういう流れで処理をさせるのかを細かくブレイクダウンして、Pythonの機能やコードのどれを使えば、自分がやりたい機能が実現できるのか考えていくことになります。

この時、処理の流れを理解し、整理し、データをメモリ上にどのように保管するのか(データ構造)を考えたり、Pythonのコードをどのような順序で実行させていけば、この処理の流れが再現できるのかを考えることになります。

この過程で、分析する力や論理的に考える力が養われます。

そのためには単に本を読むだけでなく、実際に手を動かしてコードを書き、次に教科書にあるサンプルプログラムを少しだけいじってみてください。

どこをどう変えると、処理内容にどういう影響が出るのか、ひいてはコードを書く力が養われます。

3、プログラマーとしてキャリアを開発できる

適性とか年齢、会社とのマッチングの問題もあり、全員がプロになれるわけではないし、その必要もありませんが、プログラマーやソフトウェア開発者の分野に仕事を見つけて、キャリアを積んでいくことも夢ではありません。

特にPythonは今ホットなAI(人工知能)開発やWebシステム開発の分野でも人気が高いので、Pythonのプログラムを書けることは、様々なチャンスにつながります。

自分でやってみて性格的に合っているようであれば、プログラミングの学校に行ったり、通信講座などでまんべんなく勉強するといいでしょう。

そして、Pythonを使っているシステム開発会社を受けて、何とか採用してくれるところがあれば、あとは現場で経験を積んでいくことで、一人前の開発者になれる可能性もあります。

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もちろん、別に職業にしなくても、自分個人で自分の仕事のやり方を便利にしたり、生活を効率化することもできます。

またIT部門の人に頼まなくても、自分の部署の業務に限定して、効率化を考えてもいいでしょう。

たとえば、今まで手作業でWordやExcel、テキストファイルなどを集めて、1つ1つ開いてはコピペして月次レポートを作っていて、つい月末は残業しないと終わらない、なんて場合。

データの収集やレポートフォームへ落とし込むなど、Pythonにやらせれば、ファイルを集めて自分のパソコンのどこかのフォルダに入れておき、コーヒーを買いに行く間にPythonのプログラムを実行させます。

帰ってきた時には、大まかな集計は終わっているので、最後に図表の位置の細かい修正、文章のチェックとかすれば、あっという間に面倒な仕事が片付きます。

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