コンピュータ言語って何?
こんにちは。IT/経済ジャーナリストで投資家の渡辺です。
もともと、コンピュータは単に電気信号がONかOFFかの組み合わせがたくさんあって、それであっちからこっちに情報を移動させたり、計算させたり、計算結果がゼロやマイナスになったら、あっちにも1つ電気信号を流したり。
そんな味も素っ気もない世界です。
それだと人間には全く馴染みのない世界ですから、かなり昔の人が、決まった言葉でやってほしい仕事の手順を書いておき、その指示した内容を上のような電気信号に変換するプログラムを作りました。
いわゆるプログラミング言語の誕生です。
その後、様々な人が、もっとこうすれば便利だ、こうすればデータ処理が手早くできる、こうすると短い指示で面倒なことをさせられる、と考え、いろいろな言語ができました。
どれを学べばいいのか、はっきり言って悩むくらい、たくさんの種類のプログラミング言語が作られました。
今から学ぶならPython
では、どれを学べばいいのか。
何だか分かりにくくて七面倒くさいのはダメ、誰も使っていないようなマイナーなのはダメ、自分の手持ちのパソコンで動かないものはダメ、ソフトウェアが有料でその上、バカ高いのもダメ。
また手軽であること、シンプルですぐに動くプログラムが作れること、それでいてけっこうフクザツなこともできること、何よりやろうと思えばお金も儲かる可能性のあるもの、将来潰しの効くもの、とか。
こんな欲張りで、矛盾する条件を全部満たしてくれるような、プログラミング言語があるのでしょうか。
100%とは言えないかもしれませんが、Pythonというプログラミング言語を使えば、何とこれらの条件を満たせてしまうのです。
そのアピールポイントを思い付くまま、並べて見ます。
- シンプルで学びやすい
- 簡単なコードでも動作する
- 世界中の多くの人が使っているので、ネット上に資料がたくさんある
- けっこう本格的なアプリ開発にも使える
- 基本的に無料で開発ツールが提供されている
- しかもWindowsやMac、Linuxなどいろいろなシステムで動く
- 科学計算、ゲーム、ネットショップや人工知能など使いやすいライブラリ(簡単にアプリを作るための部品集)が豊富
というわけで、今一番注目を浴びているプログラミング言語ということで、Pythonにしました。
多くの人に使われているというのは、それだけ開発案件もあり、求人もあり、仕事にもつながる、ということです。
では次回は、さっそくPythonの開発ツールをMacBook(iMacとかMac Miniでも構いません)にインストールして、学習できるようにしてみましょう。
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